小学校理科プログラミング指導案

小学校理科においてプログラミングの体験をする場合、絶対守らなければならないことと、があります。

「第6学年「電気の利用」で行うこと」

ほかの単元では、プログラミング自体が目的になっていたり。ICT機器の活用が目的になっていたりするような「理科の内容から逸脱する」ことがわかっています。この前提を押さえたうで、小学校理科における指導案について紹介します。

現段階では、文科省、総務省、経産省合同で作られている「未来の学びコンソソーシアム」による特設サイト(https://miraino-manabi.jp/)でよい実践が先行的に3つ公開されています。

1.レゴを活用した実践例

(理科・6年生)電気を無駄なく使うにはどうしたらよいかを考えよう(三鷹市立北野小学校)

本実践は、比較的簡単な機能を「使い方を学ぶ段階」「学習したことを活用して児童自身に考えさせる段階」の2段階に分けて、電気の省エネのためにどのようなプログラミングの工夫がなされているのかを学習する実践です。

2.MESHを利用した実践例

(理科・6年生)電気を効率よく使うにはどうしたらよいかを考えよう(あきる野市立西秋留小学校)

本実践は、ソニーのMESHを活用して「使い方を学ぶ段階」「学習したことを活用して児童自身に考えさせる段階」の2段階に分けて、電気の省エネのためにどのようなプログラミングの工夫がなされているのかを学習する実践です。経費削減のため自作のキットを活用しているところも工夫の部分です。

3.スクラッチを利用した実践例

(理科・6年生)電気を効率よく使うにはどうしたらよいかを考えよう(横浜市立西富岡小学校)

本実践は、スクラッチを使った実践で、「使い方を学ぶ段階」「学習したことを活用して児童自身に考えさせる段階」の2段階に分けて、電気の省エネのためにどのようなプログラミングの工夫がなされているのかを学習する実践です。

いずれの実践も、理科の授業で行うため、プログラミング自体が学習のの主体にならないように工夫されています。

投稿者プロフィール

寺本 貴啓
寺本 貴啓國學院大學人間開発学部 准教授
博士(教育学)

1976年兵庫県生まれ。静岡県の小・中学校教諭を経て、広島大学大学院に学んだ後、大学教員になる。専門は、理科教育学・学習科学・教育心理学。特に、教師の指導法と子どもの学習理解の関係性に関する研究、その周辺の学習評価、教員養成、ICT機器を活用した指導に関する研究に取り組んでいる。また、小学校理科の全国学力学習状況調査問題作成・分析委員、学習指導要領実施状況調査問題作成委員、小学校教科書編集委員、NHK理科番組委員等を経験し、小学校理科を研究の基盤としている。

ホームページ http://hatena.net
8月 19, 2018